ウイスキートリップ9月への誘い_01

オークニーにウイスキー飲みに行きませんか?

今回のツアーは

グラスゴーに到着後

オークニー島に行くことをメインにしたツアーです。

オークニー諸島はスコットランドの本土よりも北にある島々です。

当然フェリーで渡らないといけません。

しかし私がよくツアーを企画する冬ですとフェリーの雪等によるリスクがあるのでは・・・と考えるからです。


9月だからこそ、美しくスコットランドや他の島々とも違う美しを持つオークニーを皆さんと巡れればと考えています。


トップ画の写真は、以前スキャパ蒸溜所に行った時に撮影したものですが、蒸溜所の中にかけられていた時計です。

SCAPA TIME

と書かれています。


このスキャパにはスキャパ独自の時間の流れがある

ということなんでしょうね。


私は思うんです。

1707年にスコットランドがイングランドの一部になってから

酒税が上げられたことで

スコットランドの人たちは逃げるように

地方に逃れて見つからない場所でのウイスキーの製造に取り組んで行きました。

そこには自然を受け入れざるを得ない状況でのウイスキー製造。

ウイスキーを作るということがその地域の自然を取り込むということになった。

だから、ウイスキーはそれぞれその地域性を含んでいるのではないかなと思います。

最近でさえテロワールというコンセプトを持つ蒸溜所も少なくないのですが

そんなこと考えずにテロワールだったということです。


だからその風景や、風、土地の匂いなどを感じることが必要なのではと考えるのです。


さてオークニーに行った印象。

アイラ、スカイに続いて3つ目の島の訪問でした。

アイラはとにかく高い木がなくて茶色いピートの草原に覆われた島。

大体端から端へ1時間もあれば行けるのでとてもコンパクトな印象を受けた。

スカイ島は車で入れるのが良いがとにかく大きいという印象。

島に入ってタリスカーに着くまで1時間もかかったことを覚えている。

また森というか木々が多いことにも驚いた。

そしてオークニー。

当然、ハイランドパークとスキャパのあるメインランドしか行っていないが

どちらかというとスカイ島のような広さをもち

アイラ島のような何もなさの中に

都会のKirkwall

ハイランドパーク、スキャパという対照的な蒸留所

古代遺跡群

などなどいろんな顔を持っている島と記憶しています。

特に覚えているのは

古代遺跡

当時は非公開のスキャパを案内してくれたIan Logan

スコットランド国旗でなくスカンディナビア十字

第3の蒸留所ディアネズ蒸留所ができることで

名実ともに「オルカディアン・ウイスキー」になる日が来るのかも。

9月はどんな景色だろう。

ハイシーズンだから

青空と緑とウイスキーか。

雨が降れば、鈍色の空と雨とウイスキーか。



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オークニーや北ハイランドじゃなくて

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Whisky Trip

Whisky Trip | ウイスキーは一期一会。さぁ、ウイスキーの旅に出よう! ウイスキーラバーズ名古屋を立ち上げたメンバーの一人で、『SINGLEMALT WHISKY TRIP』などの著書もある佐々木シュウジが、スコットランドのウイスキートリップの魅力を紹介したり、日々のウイスキーとの出会いを紹介するホームページです。 ウイスキー、風景、時間・・・いろんな出会いを紹介します。

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